ベクトル

大切でない文章を書くとき、私はテーマを絞って書くことはあまりないです。

実験レポートや、コンクールなどに出品(?)するようなものには少なからず決まったテーマが与えられているので、

それに沿って尾ひれをつけてやれば一つのテーマに絞られた文章が構成されるわけです。

が、今は亡きテトリスオンラインで毎日書いてきた「日記」やこのブログは、特にテーマが示されているわけでもなく、且つ完成度が求められているわけでもない。

迂闊なことさえ書かなければ、比較的安全に長文を書く欲求は満たすことができます。

安全性が確保されたところで、どうすればそれ以上のものにグレードアップさせられるでしょうか。

グレードアップさせる一つの策として、「いかにも」と思わせるような主題を生み出すことが挙げられます。

その過程で失敗してしまったら、たちまち無価値で無意味な文字列に化けてしまうでしょう。

失敗というのは「いかにも」と思わせられない主題設定のことですが、これにはいくつかのパータンがあります。

その一つとして、まるで理に適っていない主題。これをしてしまったら致命的です。

「抹茶は不味い」「マヨネーズは不味い」などは一個人の価値観でしかないため、こんなものを主題にしてしまったら恐らく「いかにも」と思わせることはできないでしょう。

ただ、こういう偏った主題から構成された文章は個人的にはツボなので、ネタでやってると思わせることができたら私一人くらいは笑わせることが簡単にできちゃいます。

真剣にどうでもいいことを語る姿はとてもシュールで、曇りなき眼差しでツボをつついてくる。

また、理には適っているが読者にとってまったく接点のない主題。興味を持ってくれません。

誰に読んでほしいかをしっかり決めた上で主題を定めてみるのがいいかもしれませんね。

この文章をここまで読んでくれている方もいれば、1行目を見て早々に退散した人もいるってことです。

読んでくれてありがとう。

あとは腕の見せ所です。どうにかこうにか相手を引き込むことができたら勝ち!

 

文章を書くことが大好きとはいっぱい話してきましたが、読むのも人並みには好きです。

文庫本は「行く、探す、買う、帰る、開く」っていう5大プロセスが私の目の前に立ち塞がってきやがるのでなかなか手を出そうって気にはならないのですが、

知り合いのブログなんかは「開く」だけで読めちゃいます。

著者も知人なので話題が近く、それでいて内容も十人十色。いつまでも飽きがくることはなく、しかも無料で、話も通じて面白い。

これほど素晴らしい趣味もそうそうないと思うのですが、如何せん読むブログがなくて・・・

テトリスオンラインがあった当時は、ちらっと見れば知っている人が日記を投稿していて、あそこに張り付いているだけでも時間はあっという間に過ぎていきました。

一人ひとりが抱いている意志は違うものであるはずなのに、なんであんなに意思疎通ができたのでしょう・・・

また、あの楽しかった時間を過ごしてみたい。

気が向いた人だけでもいいから、ブログを始めてはいかがでしょうか。

ブログしてくれ

ブログ

 

 

 

主題が定まっていない日記になってしまった・・・反省反省